ものがたりの舞台STAGE
私たちの目指す方向はひとつ。
伊丹市、宝塚市、尼崎市という様々なエリア、様々な職種、様々な個性が集う場に私たちは立っている。皆それぞれに真剣で、ときにそれぞれの想いが交錯しても、私たちのベクトルは同じだ。常に同じ方向を向くことができる、その原点にあるものは「困っている人のチカラになりたい」という想い。やりがい、生きがい、人間らしさ・・そのひとらしさの発揮できるケアを大切にしたい。
お世話になるばかりじゃなく自分もだれかの役に立てているという感覚は、人としてとても大切なもの。持てる能力を活かし、自身を発揮できるようなケアをしていきたいから、その方がどんな暮らしをしてきたのか、どんな価値観で生きてきたのか、どんな気持ちで今を暮らしているのか、何を望んで何を思っているのか、しっかり理解して向き合うことをおろそかにしない。そのひとのできる力を見いだせて、そのひとらしさが発揮できるようなケアができたら嬉しいじゃない?理由なんてそんなシンプルなことでいいのかもしれない。
私たちは、さいごまで伴走する。
だけどいつかそれができなくなっていく日がおとずれる。その過程にも私たちは立ち会い、伴走する。そのとき私たちに何ができるだろう?
どれだけその方のことを密に知ることができているか。その上で、今何を望んでどうしたいと思っているのか想像力をはたらかせて、その目や手足の代わりとなって生きる営みを最期まで手助けしていく。ひとつとして同じ人生はなく、これが正解ということのない仕事だから迷うこともあるけれど、生活という日々の繰り返しの中で小さな喜びをみつけながら、さいごまで信頼を積み重ね、関係を築き続ける。結局本当にこれでよかったのかなんて誰にもわからない。だからこそ、できることを誠実にやっていく。